算数の話1「くり下がりのある引き算」

2020年07月12日

◎ 「12-9」「15-8」などの繰り下がりのある引き算は「8-3」「6-5」の ような引き算に比べると、やや難しくなります。これについて、通常は次のよう に指導しています。

12-9の計算の仕方

① 「12」を10と2に分解する。

② 「2」は後に回して、先に「10-9」 を計算する。 10-9=1

③ 後回しにしていた「2」を持ってきて、足す。 1+2=3 なので 12-9=3

◎ ところが、この方法だと、「8-3」「6-5」のような引き算とは違うやり方に なります。その上、「引き算なのに足し算をしなくてはいけない」ことになり、お 子さんによっては混乱してしまうこともあるのです。ここでつまずいて、低学年 のうちに算数の勉強が嫌になっても困りますよね。

◎ 低学年のうちは、繰り下がりがあってもなくても、引き算のやり方を変えないほ うが、スッキリとわかりやすくなるお子さんもいるでしょう。ただし、この場合 は、おはじき等の具体物で「12-9」などの計算を十分に経験した上に、記憶 してしまうくらいに繰り返し計算問題をすることが大切です。

学び方は子供たち一人一人違います。教科書には、大多数の子供たちが理解しやすい方法が書かれてありますが、そのやり方ではうまくいかない子供もいます。 もし、つまずいている場合、自分に合った学習のやり方を一緒に見つけてあげることも大人の役目でしょう。